大切にしたいお茶時間 自宅で楽しむ
肌寒くなってくると温かい飲み物が一層美味しく感じます。
好きな日本茶、コーヒー、紅茶。
家族と一緒にくつろぐ時、友人とお喋りする時、自分一人の時間を味わう時、丁寧に淹れた飲み物は欠かせません。
家事と育児、仕事に追われる中でこそ、大切にしたいお茶時間。
そんな時間到底ない。少しでも家事をこなしたい、子供と関わりたい。私も以前はそう思っていました。
でも今は時間がないからこそ、無理してでもお茶の時間を確保するようにしています。
紅茶やコーヒー、容器から出してまず香りを味わう。
蒸らす時間、淹れる時間はそれだけに集中する。
大好きなカップに入れて、コースターを置いて。
大げさなくらい時間をかけた、その数分を意識して持つことで常にある気忙しさ、追われる日々の雑事と距離が置けます。わずかの間でも、脳を緩めてあげる。
そして誰かと一緒の時は会話と一緒に。一人の時は自分と話しながら(危ない人?)ゆっくり味わいます。
以前はゆっくりコーヒーを淹れたり、喫茶店でのんびりしている年配の方を見ると暇そうだなぁって思ってました。
あれ、わざとですね。暇そうなんじゃなく、暇じゃないからこそ、のんびりする。(本当に暇な人もいるでしょうが)
脳を緩める技、神経、心を束の間ストップさせる技術。自分に優しく生きていく知恵の一つなのかと。
一日24時間、1440分。その内のほんの数分、それをケチって疲れ果てる、心が摩耗したら安物買いの銭失い、ならぬ数分削って心消耗。
疲れる前に休む、一息つく、雑事雑念から距離を置くためのお茶時間。
好きな飲み物と、少しの甘い物。時間を止める、心の栄養。大切にしたいです。