三歳児の思いやり 配慮と自制心
三歳半の息子と暮らしていると、日々沢山の事を教えられます。
思い込みや先入観によって思考を制限、抑圧されたり、環境や教育によって色を着けられていない彼、ふっとした感情、行動が「これが人の本質なの?」と思わせることも。
道を歩く時、必ず手をつなぎたがる彼、歩道でも、公園でも、車や自転車が来ない室内でも、手をつなぎたがります。
安全の為にはいいのですが、こっちが重たい荷物を持っている時、1歳の娘を抱えている時は地味に辛いのが本音。
「車の来ない所では手を離してもいいよ」
なかなか聞いてはくれません。
それでも先日の雨の日、私はベビーカーを押しながら傘、リュックにぶら下げ荷物と手一杯。そうすると・・・・・・
「お手てつないでー」
言いませんでした。カッパを着た彼、健気に一人で黙々と歩いてくれました。
状況を見て判断し、自分の欲求を自制する力、いつの間にか着いていました。
大変な状況の私を思いやる心、いつの間にか育っていました。
嬉しくて、優しさが有難くて、大げさじゃなく涙が出そうになりました。(疲れ過ぎ?)
人を思いやる。自分の気持ちより他人を優先する。
人って本当はそうできているのかも。
周囲を気遣う気持ちは本質的にあって、ただ成長の過程で自我を通さないといけない場面が多く生まれて、結果、人を思いやる気持ちが薄れていく。
だから敢えて、「人には優しく」の教育が始まる。
思いやり、優しさ。本当は教える、伝える前から持っているのかもしれません。
・・・・・まぁ魔の二歳児、イヤイヤ二歳児ではこうはならないので、単純に成長しただけかもしれませんが。
子供は本当にこっちを愛してくれます。大事に、大切にしてくれる。
彼が与えてくれる以上の愛情、もっともっと彼に与えていきたいです。