七分目

暮らしと心の余白作り

物に価値はない 人から見たら処分品

去年の12月に倒れ、入院生活が続く叔母。

リハビリが始まっていますが、どちらにせよ元の家の一人暮らしに戻る可能性はほぼありません。

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無人になった家、入院以来何度か足を運び、片付け、整理をしていますが、、、、

 

めっちゃ物多い。。。。

 

4LDKの一軒家、一人暮らしには十分過ぎる大きさ。

物を処分、整理しなくても置くスペースがあるとこうなる、の見本的状態。

 

実の息子二人と私、叔母の弟である私の父と母、大人五人で取り掛かるも、果てしない。手に負えない。

 

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想像を絶する物の量、業者に依頼することに。

廃棄とハウスクリーニング、セット料金はまずまず納得価格。

 

「どれ処分するの?」聞く私に長男、次男共に

 

「全部」

 

「全部?」

「全部」

・・・・・・・

 

もう空っぽにしてしまうよう。

数えきれないほど遊びに行った叔母の家、叔母が大事にしていた調度品、家具、食器、衣類にアクセサリー。

 

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全部捨てるのか。。。。

 

どれだけ叔母の思い入れがあっても、人から見たら処分品。

大事にしていた物でも、もう着れない、使えない状態に(本人が)なっては意味はなく、価値もない。

まして20年以上、離れて暮らす息子達にとっては不要な物でしかなくて。

 

当たり前ですが、なんともやるせない思いになります。

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反面、業者に任せるのも悪くないとも思ったり。

物を処分するってパワーが必要。まして親しい人の物。

持ち主の想いを思うと手が止まるし、活躍していた頃を思い出せば感傷的になります。

 

実際整理していると心を引きずられ、体力と時間の消費はかなりの物。

全部処分するなら思い切って業者依頼、懸命なのかもしれません。 

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随分前から終活が話題になっていますが、本当に。

高齢じゃなくてもいつ何が起こるかわからないこのご時世。どの年代、どんな人でも近辺の整理は重要で。

暮らしていけば物は増える。年齢を重ねれば大事な物も増えていく。

だからこそ常にタイトにシンプルに、削ぎ落としていく意識が必要な気がします。

 

それにしても物って、使う人がいてこそだなぁ。。。。

物そのものには価値はなくて、大事に、思い入れを持って使う事に使う人が価値を感じるだけのこと。

使う人がいなくなれば、、、、、

 

叔母が大事に大事にしていた物。少し譲り受けたのでまた書きたいと思います。

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