みんなおやつ 中津川、栗きんとんすや
みんなおやつ 中津川、栗きんとんすや
先週の三連休、義母から栗きんとんが送られてきました。
敬老の日なのにむしろ頂いてしまう我が家。「私老人じゃないもん」お義母さんの声も一緒に聞こえて来そう。
知る人ぞ知る栗きんとんの有名店。
シーズンが始まればすぐに買いに走るお義母さんの好物。
岐阜が本店、名古屋には直売所がありますが関西に常設店はなく、賞味期限も短いのでなかなか食べれない貴重なお品。
大人二人、幼児二人に10個入りを選ぶとはいつもながら豪快です。
久しぶりの栗きんとん、さてさてお味は、、、、
栗。
ザ・栗。
そして
上品。
ザ・皇室。
いや、皇室の方の和菓子は知りませんがなんか皇室っぽい!
宮内庁ご用達、そんな冠が似合いそうな恐ろしいほどの品があります。
実物は小ぶりも小ぶり、かなり小さい栗きんとん。
でもその味の濃さ、深みは栗そのもので栗以上。ぐりッと濃縮されたきんとんは小ぶりで十分、むしろ小ぶりが適量。これ以上大きいと美味しく頂けない気がします。
ぶつぶつ残る栗の粒に余韻も十分、素朴なのに上品。相反するような逸品です。
国産の栗と砂糖。たった二つで作り上げた栗きんとん。
時々品格のあるお菓子に出会います。
背筋が伸びる反面、おおらかで大きな大きな優しさがあるお菓子。
全身に染み渡り、泣きたくなるようなお菓子。
秋の始まり、栗きんとんすや、美味しく頂きました。