意地悪なのか悪戯なのか
意地悪と悪戯(イタズラ)、この定義、境界線って何でしょう。時々わからなくなります。
ウィキペディアによれば
意地悪(いじわる)とは、悪口や陰口を言う、嫌がらせや仲間はずれ、暴言・暴力をするなど、人につらくあたること
悪戯(いたずら、あくぎ、prank, mischief, practical joke)とは、悪ふざけ、人を担ぐこと。度を超した悪戯を「悪ふざけ」という。
私自身の感覚としては、
意地悪は文字通り意地が悪い。悪意がある。
悪戯は自分と周囲、時として相手も笑わせよう、楽しませよう。遊びがある。
ですが、これの区別って誰がするのでしょう。。。
先日、息子が娘のお気に入りのタオルを隠しました。
人が隠したものを探す、2歳になったばかりの娘には単純に難しいです。
しかも隠し場所は別室、背の低い娘では見つけにくい所へ。
もちろん娘は大好きなタオルがなくなり、泣いて泣いて。
そこで私が息子に言ったセリフは、
「意地悪しないで」
話を聞いた旦那が言ったセリフは、
「悪戯しただけやんな」
・・・・・・ちょっと考えてしまいました。
これは意地悪か?悪戯か?
確かに息子は娘を困らせよう、焦らせようと思っていたと思います。
そして「ここにあるよ~」と(おどけて)タオルを出す、見つけてあげようとしていた様子。
そこに悪意はあるのか?
後になって思えば悪戯、悪ふざけの範囲。
でもその時は泣いて泣いて困っている娘を目の前にして、キツく言ってしまいました。
「意地悪しないで」
息子からしたらちょっとしたお遊び、いたずらをキツく咎められる。
「意地悪」
これってなかなか強い言葉。状況次第ですが、大切な人から言われると大人でも凹む言葉です。
そしてちょっとした行為が自分ではそんなつもり、悪意がない場合も多々あります。
極端な話、悪意のある、なしって本人しかわからないもの。判断するのは他人ですが。
そう思うと子供に注意する時は、「意地悪しないで」ではなく、「悪戯しないで」がベターな気がします。(勿論明らかな意地悪は別ですが)
言葉って難しい。でも日々の言葉が人を作る。
神経質になり過ぎず、でも慎重に、丁寧に、適切に、選んで行きたいです。