台所に一輪、花を飾っています。
目に入る度にホッとし、和ませてくれる一輪。
花の、植物の持つ力強さを思います。
週に一度、大好きなお花屋さんに買いに行くのも楽しみですが、最近はずっと小さな鉢植えを置いていました。
母の日に旦那が買って来てくれた鉢植え。何の花?
・・・・・アジサイ。
瞬間思いましたが、花に疎い彼。母の日にカーネーションを贈る習慣も知らないだろうし、そもそもカーネーションがわからない。
アジサイも、、、、知ってるのか知らないのか。
詮索するのは置いといて、有り難く気持ちを頂き、数週間飾っていました。
ところがそのアジサイ、予想に反してどんどん枯れてきて、、、、、
室内だからかな、時々日に当ててみたり、水の量を増やしてみたり。
ネットで調べながらお世話していましたが、結局三株あるうちの二株が終わってしまいました。
長持ちするイメージ、枯れにくい丈夫なイメージがあっただけに、意気消沈。
買ってくれた花、枯れちゃったわ。。。。
言う私に返ってきた答えが、
「花は枯れるからいいんやん」
・・・・・何その哲学的コメント。禅問答??
シンプルでいて奥深い一言は確かに。
枯れるから、終わりがあるから、尊い。
生きている物は皆、終わる。
生きているから終わる。
今この瞬間を、今の美しさを楽しもう。
全ての意味が詰まっているように思います。
枯れていく花を見るのは哀しいです。処分する時はいつも小さく心が痛みます。
でも造花やブリザードフラワー、いつまでも枯れない花は好きじゃないし、家にも飾っていません。
枯れると寂しいけれど、でも生きている間は大きな大きな力をくれるのが花。
枯れる姿を寂しいととらえるか、しっかり咲いて命を輝かせたね、思うのか。
花は枯れるからいい。
そんな風に思えたらいいな。胸に残る一言でした。