コロナでも営業継続の勤務先 お金か命か
務める京都の零細企業は、今週から週4日出社。
加えて全社員、退社を一時間繰り上げています。
緊急事態宣言が出され、京都も対象入りを要望するほど事態が悪化の一途をたどる中、ようやく会社が動きました。
思うところは多くありますが、先日の気になった一言を。
会社を閉める、閉めない、得意先と電話で会話していた営業マンが、
「それでもねぇ、営業せな生きていけませんわ。生きていくためには仕方ないですわ」
・・・・・・・
そうかな、そうなん?
生きていくためには今は会社を閉める。社員を自宅待機させる、じゃない?
新型コロナ、感染し発症したら数パーセントは助からないよ?
生きていられないよ??
生きていくためと営業を続けて、コロナを拾ってきたら生きていけないかもしれない。
拾ったウイルスを無自覚のまま家族や誰かに伝染すかもしれない。
務める会社は食料や生活必需品、医薬品には関わっておらず。電気ガス、生活インフラ、物流でもない。扱っているのは不要不急の嗜好品、贅沢品。
その会社が今営業を続ける必要性、重要性はどれほどなのか。
会社を閉めれば当然損失は出ます。結果倒産、人員削減が現実になるかもしれない。
それによって職を失い、社員とその家族の生活が立ち行かなくなるかもしれない。
・・・・でも、生きている。
失業し、金銭的に困窮しても生きている。
結局、お金か人か。会社か社員か。
経営者の気持ち、責任、考えは経営者しかわからないし、一社員には想像も出来ないですが、人の命ほど取り返せない物はないとも思います。
事態は日々変わっていて、悲しいけれど悪い方に悪い方に動いている。
出社停止、営業停止を待つか、退職覚悟で出社自粛するか。
生活費か自分や家族、誰かの命か。
私含め、多くの人が迷い、考えてるだろうな。