食器、好きです。
服より靴より鞄より、アクセサリーより好きな器。
それでも数年前から始めた断捨離、器も大量に処分。所有量は大幅に減少。
精鋭だけで過ごしていましたが、先日食器を大量に譲り受けました。
仲の良い叔母からの譲り受けですが、彼女の家に遊びに行った時、必ず使わせてもらっていたコーヒーカップも到着。
いつもこれでコーヒー淹れてもらってたっけ。
ド派手な金ぴか、古伊万里調。
基本的に色の少ない、シンプルなカップや器が好きですが、この金ぴかだけは別。鮮やかな色彩、デザインは強烈に心惹かれます。
他にも厳選したカップは暖色ベースで3つ。
これでお茶するのが楽しみー。ウキウキしていましたが、、、、
希望していないカップも到着。
誤解と勘違いが重なって多数のコーヒーカップがやって来ました。
物は少なく、スッキリ暮らす。が目標であり、暮らし基準の私。予期せぬ器を前に処分しようかと思いつつ(元々は処分する物、心痛いので譲り受けてます)
叔母の愛用品、自分の手で廃棄する気持ちに到底なれず、試しに一つ使ってみました。
すると、、、、
めちゃめちゃ口当たりいいやん。
何これ,何これ、何だこれ。
優しい口当たり、フィット感は唇が吸い付くよう。
見た目や持った時の感覚を遥かに覆す心地よさ。
このカップ、凄い!!
目を見開く事数秒。ほんとに?何度も確かめあっという間にコーヒー飲み干してしまいました(笑)
いやいや、ゆっくり飲むのがコーヒーやろ。自分に突っ込みつつ、衝撃度、大。
ハッキリ言って、見た目は好みではありません。
形も色も、質感も。好きな器、ではない。
でもこの飲み心地の良さ。コーヒーが3割増で美味しくなるカップ。
・・・・・・もしかして他にもある?見た目は全然やのに(←あくまで個人の好み)使ってみたら銘品ってある??
試しに全部使ってみよう。外見だけで判断してる私が間違ってるかも。
思って一つ一つ、点検中です。
小さい頃よく言われました。
人を見た目で判断してはいけない。
よくよく知らないうちに好き、嫌いを決めてはいけない。
大人になるとさすがに人に対してはそう思えますが、物に対しては??
年を重ねると物選びが厳しくなる気がします。自分の好みがはっきりして、妥協できなくなる。中でも見た目はもっとも大きなポイントで。
ぱっと見て、ありか、なしか。好きか、嫌いか。決めてしまう事は多々あります。
見た目だけではわからない、自分は何も知らない、わかってない。
常に謙虚に、先入観や思い込みはない方がいいな。しみじみ思う出来事でした。